9月15日(金)エイリアン コヴェナント(17)わかりにくいけど、映像は最高!!内容はありきたり笑

 

 

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(私の絵はこのレベルです)

 

 

 

本物は↓

 

 

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(ダニエルズ役のキャサリン・ウォーターストーン。好きなお顔ですw)

 

 

 出ました。

 エイリアン・コヴェナント。

 もう、この作品は何と言っていいか、感想が正直でてきません笑

 一言でいうと、一度見ただけではわからなくて、3回目でやっと理解できました。

 今回の「コヴェナント」はエイリアンエピソード3部作の「2」にあたるので、前作「プロメテウス」を観た上で、理解をしていないと楽しめないのではないかと思います。

 っていうか、観ても私は「初回」で理解できず、ぽかんとしてしまったわけです。

 それからというもの様々な考察サイトで「学習」し、内容を「理解」し、すっかり疲労してしまい、さすがに今回は、もうストーリーの理解は完全に追いついているので、「すごく楽しめました」

 これを、「楽しめた」と言えるのならば、なのですが……。

 で、感想はというと、実はあまり感想という感想がないので、「さらっ」と流していきたいと思います。笑

 

 

 

■ストーリー

 西暦2104年、植民者2000名を乗せた宇宙船「コヴェナント」号は、惑星オリガエに向かう途中、恒星爆発に巻き込まれ、充電サイクルに一部損傷を負う。10年の冷凍睡眠を緊急解凍させ、クルーを目覚めさせたのは、ウェイランド社製のアンドロイド、ウォルターだった。

 

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(ウォルターとデイビッドは今回はアンドロイドのバージョン、1.2として登場)

マイケル・ファスベンダーは善玉ウォルターと悪玉デイビッドを熱演w)

 

 この事故での宇宙船の損傷は軽微だったが、キャプテン・ジェイコブが爆発時の事故で死亡する。目覚めたクルーで修繕をし、再びオリガエに向かうまでの睡眠に入ろうとするが、近隣の惑星の一つから「人間の歌声」らしき電波を受信する。

 コヴェナント号の目的は植民者2000名を生存可能な惑星であるオリガエに運ぶことだが、その未確認の惑星には生命が存在する環境が整っているようだった。本来人間がいるはずのない惑星に降り立とうとする新任のキャプテン、クリス。故キャプテン・ジェイコブの妻であり、同時に副キャプテンのダニエルズは想定外の行動を危険とみなし、謎の惑星に立ち寄ることに反対する。

 しかし、クリスは強引にダニエルズを押し切り、惑星にコヴェナント号を向かわせる。

 惑星に降り立ったクルーたちは大気も水も植物さえある惑星の環境に驚く。声の発信源は8キロ先だが、途中、麦畑を見つける。あきらかに「人間」がいた痕跡があるのだが、その惑星には人間はおろか動物さえ見当たらない。

 生物学者のカリンは動植物を採取するためにレッドワードと二人で森に入っていき、ダニエルズ一行と別行動をとる。そこでレッドワードは足元の植物のようなものから発射された微細な黒い胞子を吸い込んでしまう。その胞子は意志があるかのようにレッドワードの体内に侵入すると、皮膚を突き破って体内で増殖しはじめる。レッドワードの体調はみるみる悪化していく。

 一方カリンたちと別行動をしていたダニエルズとキャプテンを含むクルーたちは明らかに人工物と思われる巨大な宇宙船を発見する。すでに機動力を失って久しい廃墟と化した宇宙船の中で、巨人のミイラと10年前に消息を絶ったプロメテウス号の乗員エリザベス・ショウ博士の写真を見つける。そして、近くのボタンを押すと、そこからコヴェナント号で聞いた歌声が再生された。これが音源だったのだ。

 と、そのとき別行動をしていたカリンからレッドワードの容体が急変し、瀕死状態になってしまったため、彼女が彼をつれて急ぎ移動船に先に戻るという連絡が入った。

 レッドワードはすでに意識をなくし、明らかに何らかの重い疾患にかかっているようにみえた。船内の医療施設にカリンとともに隔離されるが、すでに彼の体内でネオモーフ(今回のエイリアンの呼称らしいです)は幼体になり、彼の背中を食い破って誕生してしまう。医療室に閉じ込められたカリンも襲われて死亡。ネオモーフと格闘した船員がマシンガンで応酬した際、船内に火気が引火し船は爆発する。

 一方、ダニエルズ一行の中のトムも廃墟で胞子を吸い込んだため、死亡し、彼を引きずるように連れてきたときには、トムの体内からネオモーフが誕生する。脱出用の船は目の前で爆発し、同時に成長したネオモーフが彼らに襲いかかる。

 そんな危機的な状況に手を差し伸べたのは全身ローブをまとい、顔を隠した謎の人物だった。彼は助かりたければ、自分についてくるように言い、母船へ帰る手段を失ったダニエルズ一行はネオモーフから助かりたい一心で彼についていく。

 謎の男が黒い壁を押して彼らを導いた場所は、人間によく似た黒焦げの物体が山のように折重なったまま放置された巨大な広場だった。それら人間によく似た物体はすべて皮膚が黒く変色し、まるで黒い彫刻のようだった。彼らは一様に苦し気な表情をしており、死体だとすればこれほど大量の人間をどのような手段で殺害したのか想像の及ぶところではなかった。男はその不気味な彫刻の中を駆け抜けると、一行を石造りの建物の中に案内し、顔を隠していたベールをぬいだ。

 男の顔はコヴェナント号のアンドロイド、ウォルターに瓜二つだった。

 男は言った。

「私の名はデイビット。10年前にこの星に不時着したプロメテウス号の乗員だ」 彼がこの星にたどり着いたとき、ある事故から船に搭載されていた致死性のウイルスを散布してしまい、この星の生物は息絶えてしまった。変わりにネオモーフという生物が植物以外の動物に寄生し、繁栄しているという。エリザベス・ショウ博士も不時着時に死亡し、自分は助けが来るまでこうして生きてきたという。

 ダニエルズ達は、生還するための母船のコヴェナント号と連絡をとろうとするが、デイビットの真の目的は、彼らを助けるわけではなく、ある実験の材料にするためだった。ダニエルズ一行は、デイビッドの罠のなかで、ひとり、またひとりと隊員を失っていく。

 

 ■レビュー

 というわけで、スリラー劇、アクション劇のはじまりです。

 この映画の残念な点は①ストーリーがわかりにくい、ということと、②すべての映像がリアリティがあり、圧倒的な存在感を放つのに、ネオモーフ(エイリアン)だけが、CG感満載で画面から浮いているということです。

 まず、ストーリーがわかりにくいというのは、平たく言うと、映画の中で説明がないという一言に尽きます。もちろん、ストーリーの中盤あたりで明らかになることのひとつに、アンドロイド・デイビットは人間の敵であるということで、彼がこの惑星とエリザベス・ショウ博士にした所業、そして神になろうと生体実験をした結果、ネオモーフが進化したということなのですが、これが非常にリズミカルというか、ショートカットした感じで表現されるため、まじで理解に苦しみます。

 これは有名な知識ではあるのですが、「プロメテウス」と「コヴェナント」のストーリーをつなぐミニ映像があり、ここで「プロメテウス」のストーリー終了後にショウ博士とデイビットの後日談が語られています。これは本編のバックストリーでもあるのですが、やはりこのミニ映像のつなぎがこの本編では短いセリフに要約されてしまっているので、非常にわかりにくいことになっています。

 シリーズものと謳っているので、「わかる人」にしかわからない仕様になっているのかなとも思いますし、それほど「エイリアン 」シリーズにはネームバリューがあるということなので、本編で説明なしにされてしまったのかもしれませんが、まじでライトユーザーに優しくない仕様です。

 ただ、何度も勉強すると、するっと入っていけるので、そうなるとリドリー・スコットの映画は完璧な映像を作り上げているので、皮肉なことに感動の連続です。笑

 

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(わかりにくいけど、だいすきよw監督ww)

 

 惑星の壮大な自然あふれる映像もいいですし、宇宙服のデザインもイエローでおしゃれ。もちろん、船内も手抜きなしの美しさと機能性の感じられるデザイン。

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(見よ! これが、今回全滅するパーティだww)

 

 ネオモーフが信じられないくらいCGっぽくて軽い感じなのも、この映画の真のホラーを演出するのがアンドロイドであるデイビッドにあるからかもなんて思えたり、どんどん許せるようになってきます笑

 とはいえ、デイビッドはもうさんざん描かれてきた「人間に反逆し、人間の従属から逃れようとして人間に危害を加えるタイプ」のロボットで、彼が人間をつかってネオモーフをより強力な殺戮者に作り替えていく心情は、完全な悪にしか思えず、どうにも見ていて新鮮さが欠けます。

 ロボットが人間から自由になるという発想はそれこそ昔からあったわけで、そういうものを見せられるとどうしても、ありきたりと思ってしまうので、そこをどう新鮮に見せるかは、その作家性が問われるところだと思います。

 このテーマ自体はありきたりであるけれども、深いテーマであり、階級闘争というか、私自身も本当に掘り下げたいテーマではあるのですが、今回の見せ方があまりにもハリウッド的というか、見慣れた風景になってしまっていました。

 なので、このシリーズのクライマックスは、次作の最終章にあるということで、エイリアン・コヴェナント。次作こそお楽しみに笑

 なので、次作を楽しむために、今作を見に行ってみましょう~(説得力うすっ)