7月2日(日)6月にみた映画レビュー②(ボーダーライン・スペシャルフォース)

 

 

ボーダーライン(15)アメリカ:

 FBIのケイトは麻薬カルテルを追う国防省のチームにヘッドハントされ、メキシコでのカルテル掃討作戦に加わる。

 しかし、国防総省のチームには所属不明のアレハンドロという男がいた。

 ケイトを自分の大事な人に似ているといった彼の正体は、かつて麻薬カルテルに妻子を殺害されたメキシコ政府の検事だった。

 アレハンドロは現在のカルテルを牛耳る男を殺害するため、別のカルテルに雇われた傭兵だった。

 CAIはメキシコのカルテル勢力を破壊するのではなく、統一させるためにアレハンドロを利用していたのだった。

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 ってな話ですが。

 まあ、救いのない話ですね。

 救いがないという点で、事実に近いような気がしますが、どうなんでしょうか。

 この手の映画はアクション映画ではもちろんないし、

 社会派映画と言ってしまうには、背景が少なく、あくまでもライトサスペンスとしてみるのがいいのかもしれません。

 映画批評なんてことをするわけじゃないんですが、

 このアメリカ政府とメキシコ麻薬カルテルの背景って、根深いと思うんです。

 しかし、大好きなウィンズロウの小説「犬の力」も挫折しており、私詳しくないんですね。(笑)

 夏が終わることには、そっちの方面も勉強しておくんで、そのときまた麻薬カルテルものをみたらレビューしたいと思いまーす。

 というわけで逃げる。

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主演のFBI捜査官ケイト役エミリー・ブラント 知的美人w

しかし、本編でほとんど国防総省とアレハンドロに翻弄されるという切ない役回りに

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この人忘れましたが、国防総省の麻薬カルテル撃退犯。

どう考えても、デスクワーカーなのに、サブマシンガン持って、メキシコのハイウェイで敵をオーバーキル連射します。

 

かっけえええええ!!背後の人はベタですね。

 

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アレサンドロ役のベニチオ・デルトロ。いぶしぎん。。ブラピをいぶした感じ?

この顔で裏切られると、FBI女でなくとも、立ち直れない。。

 

 

スペシャルフォース(11)フランス

 アフガニスタン・カブールでジャーナリスト活動する仏人女性エルサが、地元タリバンをディスったことから誘拐される。フランス政府は彼女を救出すべく6人の特殊部隊を派遣が回収ヘリと合流できず、アフガンの極寒の山脈を経て国境越えすることに。 しつこいタリバンによる襲撃、極寒の山脈により、仲間がひとり、またひとりと減っていく。彼女を助けるために負傷した隊員を置いて、彼女はひとり国境のキャンプに向かう。彼女はなんとか救出され、残された隊員を救助に向かう。

 

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 うーん、これね。

 ストーリーは上のまんまです。

 で、原作もフィクションですが、いかにもありそうな話ではあります。

 この映画を見て、なんていうか先進国の人権意識ってすごいな、と思いました。

 マイケル・サンデル教授の授業じゃないけれど、一人のジャーナリストを助けるために4人の特殊部隊の命が犠牲になります。

 それって、結果論で、当初はもっとたやすく救出できるだろうと思われていたわけですけど、すごくありがたい話だな、と思う一方、どうなのとも煮え切らない思いも。

 エルサもアフガンでのタリバンの残酷な所業をレポするために、危険を冒して侵入しているわけですが、正直「おまえ、そういうことするから、もっと犠牲がでるんだよ」と思っちゃうわけです。

 とはいえ、よくよく考えるとアフガンをある意味でめちゃくちゃにしたのは欧米で、タリバンの武器強化もとはと言えば冷戦時代にアメリカが提供した武器スペックが高かったからいまさらてこずるという話で。

 アフガンに対する国際社会の介入が途絶えたからこそ、エルサのような個人が現地の報道をするしかなく、その危険のバックアップを政府がするというのは、当然といえば当然というか、国連の要請で大量の軍隊を投入するより、特殊部隊をちゃちゃっと派遣するほうがコストが全然低いし、というのも垣間見えて切ない気持ちに。

 映画の見どころはですね、タリバンよりアフガンは山脈が怖いということですね。あの、ヒンドゥー・クシ山脈ですかね。

 

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↑これが、あのヒンドゥー・クシ山脈だ!

(コピペ情報) 

 アフガニスタンの北東からパキスタン北西に広がる1200kmにわたる山脈。

 1200キロって、日本本土並み?

 ヒンドゥークシとは、ペルシア語で「インド人殺し」を意味し、インド人の奴隷がかつてペルシアに抜ける際にこの山中の険しさから何人も亡くなったことに由来していると言われています(やめてくれ)

 

 アフガンは地理的にも政治的にも外部を阻む高い山がそびえており、

 本当の意味で人権と歴史に対する責任を報道しようとしているジャーナリストたちの勇気に脱帽です。