12月23日(金)今日も事件を探して

 

ランニング、ランニングと言ってますが、

日々の中で走れる時間はあまりなく、

20分でも30分でも体を動かす時間があれば、

無理なくやってみようと軽く考えてます。


それでも、週に2回は仕事中の昼休み、

外にでてご飯をたべてすぐに走るという荒行をしているのですが、

これもまた結構中断されたりします。

つい先日も。。


私の職場は田園地帯にあるため、周囲はほんとうに田圃と林です。


そんななにもない場所でもけっこう「事件」が起こったりして、つい事件に気を取られてランニング中断なんてことがつい、先日ありました。


その名も、「死体がぜったいあるに決まってる!」事件。。


やばい、ネーミングセンスだね。。


いや、でも絶対あると思ったわけです。


あの、みなさんカラス知ってますよね。
あの、黒くて何食べているのか、けっこうな大きさなトリです。


私の職場の周囲の田園にもいるんですけど、

昼休みにランニングしているかぎり、電柱(地方は電柱の地中化計画が進んでません)の上から「ガあガあ」と、お世辞にも美しいとは言えない声を発するぐらいで、それほど目立ちもせず、いるなあ、ぐらいで終わるんです。


でもですね、つい先日、、あれは小春日和でしたね。


私は黒タイツにミモレ丈(おしゃれぶりましたが、膝下丈という意味です)のニットスカートという出で立ちで、

全然ランニングする風情じゃないオフィスカジュアルに

スニーカーで田園地帯をちんたら走りはじめました。


でもですね、どうにも景色がいつもと違う。


みると、青いはずの空が黒い。


目の前の空いっぱいに黒い点がうごめいている。


私の走ろうとしている地平線までつづく道路と平行に走っている電線にカラスがびっしりとまっては、飛び立ち、例の声でガアガしている。


その数、おそらく100匹。

もうそれだけでも、不穏な感じですよ。

これが白かったら違うんでしょうけど、奴ら黒いからね。。


で、鳴き声もあきらかに通常バージョンではなく、威嚇まじり。


もう、ぴんときましたね。
これは、死体だ!!と。

 

カラスって死体を漁るんですよ。
弱っている動物なんかがいると、集団で暴行したり、ほんと人間によく似ているところのある悪賢い生物です。
私は道路を頭上を見上げながらランニングしてましたが、こいつらに集団でおそわれたら、ほんと死ぬよなあ、と思いました。
思いましたけど、カラスたちの目線の先は私の進行方向にむかって左側にあるみたいでした。
カラスの群は頭上でそちらの方向に向かって空中旋回しては戻ってきてます。

私は走りながら、カラスの群が向かう先を観察しました。
すると、道路の左手側の田圃の中を走る小さな堀の上でカラスが30匹ほど空中旋回してます。
堀は周囲に草が生い茂り、よく見えません。


これはもう、死体しかない!!

私は直観から、すぐに田んぼに足を踏み入れました。
歩くたびに、カラスの鳴き声がちかづき、死体の予感が深まります。


きっと、腐敗した手首とかがスーツケースから出ているんだ。

女の死体が浮いていたら、どうしよう!!


落ち着いて警察に連絡しなくちゃ、、、

などとシュミレーションしながら土手の上を転びそうになりながらすすみます。


おろしたばかりの80デニールのタイツにも、ニットスカートにもとんびつかれがついて、痛くて立ち止まりそうになりながらも、かまわず進みました。


頭上ではカラスの鳴き声がいっそう大きくなります。
私はスピードをゆるめ、堀の中をのぞきこむようにして進みました。
ここらへんに、手首があるはず、、
と、そのとき。
めのまえの堀から灰色の大きな物体ががさー!!と草をかき分けながら飛び出してきました。
カラス達が急に私にむかってきたかと思うと、その音の物体をめがけて飛び込んできました。
なんと、頭上に舞い上がった灰色の物体は鳶(トンビ)でした。
水辺で出るチャンスを伺っていたのか、私が近づいたとたん、鳶がカラスの間隙をついて、飛び出したのです。


あ、

 

と思うまもなくカラスたちとの攻防戦がはじまりました。
鳶は田圃の先の杉林めがけて猛スピードで逃げていきます。

それを2、3羽のカラスの精鋭たちが追いかけていきます。


集団戦法とは卑怯な!!

と思ったそのとき、

前方の暗い杉林の中から風のように灰色の物体が飛び出して聞きました。

その灰色の風に似た素早い物体は林に入ろうとするカラスの前に立ちふさがり、

奴らめがけて何度も飛び込んでいきます。

カラスたちは、突然のかまいたちのような攻撃にちりぢりになり、私のほうにむかって退散してきます。

よくみると、その灰色の風は同じ、トンビでした。

トンビがトンビを助けようと攻撃を仕掛けていたのです。

見ると、逃げたと鳶は無事に林の中に逃げ隠れ、あとから助けようと飛び出した鳶も林にはいり、しばらく二羽の呼び合う声が林から響いてきました。

 

 

すげえ、、

と、しばし呆然の私。
頭上ではカラスが、くやしい!!とでも言うかのように恨みのだみ声でガアガア鳴いています。
まじで、ショットガンほしい瞬間でした。。

しかも、、カラスめ、、
、、死体じゃねえし!!

って、それでよかったんですけどね。。笑

あ、昼や休み終わるし!!

と、気づくまで2秒。。

 

そういうわけで

カラスのブーイングの中、とぼとぼと土手を帰りました。

で、なんかその日は結局、ランニングできず、死体も見つからず、靴は泥だらけでしたが、鳶を助けた、、かもしれない、、と思うとウッキウッキでした。。
で、帰宅してから調べると、なんとカラスに敵対していたトリさんは鳶ではなく、ノスリというトンビと小型化したようなトリということがわかりました。
うちの祖母と母が、私の話を聞いて、

「そりゃあ、ノスリだがや」
ということで、わかりました。。
さすが、田舎人。。

というわけで、いかに私の職場がネイチャーしているかをお伝えしつつ、

今日も事件を探して野山をかけずり回る現状を報告したところで、今回はおひらきです。笑