10月25日(火)いざ、幕末の会津へ

 

 友人との一泊旅行の宿泊先が決まりました。
 先日から言っていた会津です。
 9月に山形に日帰り、四国4日間周遊をしたので、旅はおなかいっぱいと思っていたところ、友人からの誘いがあり、年内に一泊しようということになりました。


 私が宇都宮、友人は浅草に住んでいるので一泊だと

関東が妥当かなということで調べ始めましたが、

けっこう行ってみたいところがないんですね。
 金沢、奈良、北海道も考えたのですが、一泊だと移動時間がもったいない。

だいたい私が旅をしたいというときは、本当に関東から抜け出して

せめて国内でもいいから異国を体験したいという

衝動につきるところが大きいです。


 異国といったら、言葉が通じない、食べ物が異常、

アクティビティが異常となるのですが、

そんな場所この狭い日本にはそうそうあるわけもなく、

日本で全くしゃべっている言葉がわからなかったのは、

沖縄の離島と鹿児島(失礼)ぐらいでした。
 この二つは申し訳ないけれど、英語のほうがずっと理解できる

というような聞いたこともない言語でした。

恐るべし、鹿児島。


 話を戻しますが、そういうわけで関東で一泊できて異国ってどこ、

と考えたときにとりあえず行ったことのない秘湯がいいかな、と思いました。


 あとは、前人未踏の限界集落でも困るので、

適度に文化的なところ、と言うと意外に少ない。


 いいお湯で、びっくりしたのは関東ではべったべたで申し話ないですが、

群馬の草津です。


 しかもたった一度、ロッカーもなく、中もシャワーもない

無料の公衆浴場っぽい

(今調べたら草津の中心湯畑から徒歩3分の千代の湯というところっぽい)

場所だったのですが、ここがすごかった。


 はっきり行って、見た目がトイレそのままだったので、

リッチは観光客は入らないこと必須です。

 私はそのとき、草津は通りすがりだったので、

たまたま見かけて入っただけだったのですが、

なんと中に入ると地元の人がくる、秘湯だったのです。


 そこで地元のおばちゃんに聞いたのですが、

ホテルなどの温泉はどうやら源泉に水をいれて薄めているようで(草津の湯はあついこともあるのかも)効果で言えば、ここがすごいとのこと。

しかも、ハードな仕事をしている仲居さんがよく来るらしい。


 まあ、そんな話を聞きながらラッキーぐらいにしか思っていませんでしたが、

その後半日だっても体温がぽかぽかしており、

そのあと榛名神社の長い参道を上る間もずっと体が暖かかったのです。


 もう、なんていうか激烈に叫びたかったです。


 おいおい、今まで私が温泉だと思っていた温泉は温泉じゃなかったんかいな!と。。

 

 いえいえ、普通に温泉なのですが、私が子ども頃から「温泉」だと思って入っていた近所の喜連川温泉の効能が天下の名湯の足下にも、、ってなことだったようですね。


 栃木県はちらっと見渡すかぎりでも、

温泉県で鬼怒川温泉湯西川温泉塩原温泉川治温泉等々あり、

栃木県民なら温泉は日常にあるもので、

基本、週末にちらっと行くのが当たり前のような土地です。


 自然、わざわざ入りにいくようなものやないけんね。。

みたいなことになるのですが、故に、この草津に入ったときの衝撃、

カルチャーショックなみでしたね。

言っていたらまた入りたくなってきましたが。


 まあ、そういうわけで名湯もいいなとは思うものの、

女二人で行くので電車だけで行きたいな、

と思うとバスを使って山越えをする草津は選択肢から外れちゃうわけです。


 あと、周りに観光できるものがない気もして。


 それから考えたのが伊豆の修善寺でしたが、

ここも一泊するのは物見遊山の余興が少ないかな、と。


 そうなると、もう旅自体やめようかなと思ったぐらいでした。


 そこで、旅雑誌を5冊ぐらい買ってきて、

片っ端から読んでみましたが、どうもぴんとこない。


 遠くに行けないんだったら、近場しかない。
 なら、福島ってどうだろう。
 ふいに浮かんだこの案から、会津の城が浮かびました。
 そして、戊辰の舞台、会津戦争、松平かたもり、新撰組
 旅好きの祖母に、相談すると、


 「会津は見所あるわ。

新幹線で郡山から電車で行けるし、観光地もひととこ(一カ所)に集まってから、

楽だしな。

それに、おめ(おまえ)の言う温泉でいいとこがあるわ。

東山温泉っつってな、いい風呂だぞ」


 まじか。。
 何度か会津若松市は行ったことがありますが、本気で見て回ったことはなかったので、祖母の話に私が今回の旅のコンセプトである、 


 女二人旅、適度に都会でカフェもあったり、かわいげなショップがある上に、

歴史的な建物や文化や資料館があり、

かつラグジュアリー温泉があって、疲れたら勉強散策やめて、

お宿という欲望をすべて網羅していたのです。


 すご。
 すごすぎ。
 会津


 とはいえ、白虎隊に戊辰戦争
 ちょっと、歴史オタしか楽しめないかと思ましたです。

 しかし、そういえば友人も去年か今年、「燃えよ剣」読んだと言ってましたし、私も最近「SHIDOU~士道~(マンガで会津の志士になる少年二人の物語)」読んだのでし、これ運命やん!
 最高やわ。
 とか、なったわけです。


 でもですね、実は会津のことって上辺しか知らないんですね。
 なにで勉強しよ、そう思ったときに頭に浮かんだのが、
 八重の桜です。
 やばいね。50話ぐらいある大河。。見るのきついな。
 いつ、見るんだよ。。
 と、顔面蒼白になりました、さっき。


 2年ほど前の夏に龍馬伝50話を一ヶ月かけて見たことがありましたが、めっちゃきつかったのです。
 その分、感動したのですが、一日1、2話大河見るのってほんとうに大変でもうトラウマなわけです。
 それを、またやるのか。。。
 会津に行くのは12月なので、時間的には同じタイムリミットです。
 まあ、がんばるしかないな、という感じです。


 で、近くて行かない福島ですが、栃木と隣接しているのですが、そういえばぜんぜん県民性が違うのです。
 端的に言うと、福島人って、栃木人と違って、血脇肉踊る熱い県民性と言えると思います。
 なんというか、やっぱり栃木って関東ってどこかで思っていて、そこがたぶん根っこあるかもしれません。
 福島って、地理的にはやっぱり東北なんですよね。

 北関東というより、南東北
 芭蕉白河の関で、奥の細道って言ってるくらいですから、こう奥州なわけです。

 奥ね。
 その奥である、東北であるというアイデンティティがまるで劣等感のように福島人にある、と思ったのは道の駅に置いてあるパンフレットの数です。

 それが、どんな小さな村にでも手作り感満載の地図つき案内パンフが山のようにあって、ものすごいアピールとやる気を感じるのです。
 で、そのやる気の奥底に煮えたぎる呪詛のようなものを感じるきっかけとなったのが、あるパンフに書いてあった言葉です。
 「ここになにもないなんて言うな」
 もう10年以上も前なので、いまいち覚えていないのですが、そのパンフに書いてった趣旨は、なにもないというのは、自分のなかに見る目がないからだ、というようなことに始まり、東北人として生きることの誇りをアピールする内容でした。
 でも、なんていうかそれを読んで率直に感じたのは、劣等感や呪詛をバネにした熱さだったんですよね。
 なんか、こう今に見ていろ的な。明るくない感じ。。わかります?笑
 なんていうか、栃木人にこういうのって少ないんですね。


 よく栃木人はアピールが少ないって言われますけど、それは栃木があまりにも住みやすいというところに起因しているからなんでだと思っています。

 住みやすいから、わざわざなにかに挑戦して、作り出さなくてもいいという安穏な雰囲気と、なにより東京に1時間もかからず新幹線でいける、都田舎(とかいなか)だよね、というお気楽な考え方が栃木にはあります。


 福島はまったくそれとは逆。
 自分たちは東北だという怒りと劣等感を下敷きにした強い生命力。
 たぶん、このほかにも歴史的なことが色々あるんでしょうが、福島人のアイデンティティに触れると、私の栃木人としてのほほほんとした気質がそのほかもろもろのものが見えるような気がするのです。

 そこで思い出すのが、蝦夷と戦争をした平安時代桓武天皇


 東北というキーワードで、ずっと私の中に平安時代以前からの奥州と都の戦争のことがあり、いつか本格的に勉強したいなと思っています。
 細々と蝦夷(エミシ)のアテルイ伝説を調べていたりするのも、奥州がかつては日本の異国で、日本の中央と大きな戦争をした歴史に興味があるからだったりします。

 その感情がなんなのか、もう10年ぐらい考えているのですが、なかなか進まず。

 でも、興味がつきません。
 
 なので今回の旅では、幕末から明治期の近世の東北が中央と戦争をする歴史をできるだけ勉強してから行きたいと思ってます。
 どうも私の中には東北にあこがれつつ、同情する思いがずっとあるようです。
 さて、八重の桜。
 気が重いですが、みはじめます。。
 ああ、まじで気が重い。25話ぐらいにしてほしい。大河。。

 

 というわけで、今日はおやすみなさい。

 創作は2作品同時並行でがんばってます。