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⑤レビュー:映画 交渉人(98) 3月12日(土)

 

レビュー:5回目は「交渉人」です。
「交渉人」という、相手に自分の要求を気持ちよくきいてもらう心理テクニックが堪能できる絶品映画です。
おもしろい映画って?と聞いたときに、私の上司が紹介してくれたもの。
いや、ほんとうにおもしろい。


この映画をみなおしていて、構成もよくできているけれど、とくに冒頭部では一つのシーンで三つも四つも情報を表現していて、濃密で見いてわくわくしっぱなしでした。
では、言ってみましょうw

 

シノプシス:シカゴ警察トップの交渉人ダニー・ローマンは相棒殺しと公金横領の疑いをかけられる。無罪を証明し、真犯人をつきとめるために人質立てこもり事件をおこす。

 

ログライン:
シカゴ警察が誇る人質事件交渉任のダニーは、難事件を解決し、その夜も警察の打ち上げパーティの英雄だった。

しかし、その夜相棒のネイサンから警察内部で公金横領事件が発生していることを告げられる。詳しい話を聞くために二人きりで待ち合わせをしたが、ダニーが行くとすでにネイサンは何者かに殺害されていた。


公金横領、相棒の殺害、二つの身に覚えのない事件の犯人と決めつけられたダニーは、一夜にしてすべてを失う。

彼は無実を訴えるが今まで仲間だと思っていた上司や仲間は誰一人、彼に耳を貸さなかった。
このままでは刑務所に収監され、妻とも引き離されてしまう。

追いつめられたダニーはついに内務捜査官長であるニーバウム、助手のマギー、たれ込みやのルディ、同僚警官のフロストを人質に立てこもる。


内部に自分をはめた犯人がいると思ったダニーは隣接する警察地区の交渉人クリス・セイビアンを指名する。

クリスもまたダニーに比肩する交渉のプロであり、人質を無傷で解放する職務にプライドを持っていた。

クリスはダニーとの直接交渉に望み、彼の本気度を知るが、その最中にSWATの一部突入の命令がくだり、現場が混乱する。

SWATのベック隊長とトラビス署長はダニーの動機よりも事件を収束させることを重視し、武力解決に重きをおいていた。

しかしダニーはそれを逆手にとり、突入した隊員を2名人質にしてしまう。

怒り心頭したのはクリスである。

人質を守るのが職務であり、ダニーに指名されたのは自分であるのに、指揮官は自分と人質を危険にさらした。

クリスはFBIに指揮権を渡したくないのなら、自分に一任させるよう署長を説得する。

しかし、クリスの指揮を快く思わない者たちがいた。それがビルの階段で一斉突入を待つSWAT隊員たちだった。


一方、ダニーは自らの本気度を甘くみている警察側に対し、人質にとったSWAT隊員の一人を殺害することで決意を見せる。


人質殺害を受けて、クリスはビルへの電力供給を止めるが、ダニーはニーバウムが口を割らないことから、彼のパソコンのファイルを調べるために、再び電力供給をめぐってクリスと交渉をする。


交渉を再開し、クリスはダニーが警官を殺害したことを責め立て、今度人質を殺したら二度と交渉に応じないこと、自分だけがダニーを含め交渉に応じようとしていることを伝える。

ダニーは自分をあっさり殺そうとする警察内部にこそ犯人がいる証拠だといい、クリスは実際にシカゴ警察がダニーの言葉に聞く耳を持たず、一方的に口を封じようとする意思が働いていることをさきほどの状況とダニーの肉声から意識する。


電力供給を受け、ニーバウムのファイルからニーバウムの部下である内偵調査官が横領事件を内偵していたことがわかる。

その調査官を探してほしい。

ダニーの要求にクリスは一計を講じるが、ファイルを検索している最中にダニー自身がネイサンのファイルを発見し、ネイサンがニーバウムの内偵調査官だったことがわかる。しかし、ネイサンはすでに死亡している。
ダニーはクリスに「ニーバウムが真相を話す代わりに免責してほしいと言っている」といい、一方的に電話を切る。


ダニーはニーバウムから改めて真相を聞きだそうとするが、横領犯たちに逆に買収されたことを告白する。

ニーバウムは主犯はわからないが、同僚たちの名前を次々に暴露する。そしてファイルも安全な場所にあると言ったが、そこにさきほどの横領犯にあたるSWAT隊員たちが突入し、ニーバウムが殺害されてしまう。
事態が悪化したことから、クリスは指揮官の任をはずされ、一斉突入が決まってしまう。
クリスはここにきて、警察がダニーの口封じをしようとしている意思をはっきりと感じ、単独でダニーのもとに向かう。


真相がわからないまま、クリスの任もはずされたことを知り、絶望するダニーのもとにクリスが訪れる。そして、殺されたと思ったSWAT隊員が生きていたことを知り、クリスはダニーを信じることにする。
死んだニーバウムの助手マギーのヒントから彼の自宅のパソコンファイルに最後の望みをかけ、ダニーはクリスの助けを経てビルを脱出する。
ニーバウムの家ではファイルが見つからず、そこにSWAT隊員が追いつく。ダニーは横領をした隊員たちに脅しをかけるが、そこに現れたのはフロストだった。

フロストは拳銃を手にダニーに優しい言葉をかけるが、クリスはとっさにダニーを連れて彼の前に現れる。

クリスはダニーを即座に撃ち、あっけにとられるフロストを前に「あんたが横領犯」だと言い、にせのフロッピーと片手に自分にも「公金をくれるなら、黙っていてやろう」と交渉をする。
フロストは交渉に応じ、「証拠」を握りつぶし、家の外にでるが、そこでは仲間のSWAT隊員がつかまり、集まった警官たちの無線からダニーとクリスの声が聞こえてきていた。無線によってさきほどのクリスとフロストのやりとりは全警官につつぬけだったのだ。
フロストは自殺しそうになるが、阻止される。
腹を撃たれたダニーは無罪が証明され、妻に見守られながら救急車に運ばれる。