読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

12月24日(日) 三谷幸喜のなつかしさ

 

 先週はずっと仕事でした。
 ほとほと疲れてしまい、一昨日の金曜日にはあと少しで仕事場でキレそうになり、帰宅しました。
 やはり、疲れるとだめだ。
 というか、寒いから体調もいまいちなのです。
 さて、映画をノルマにしているわけではないのですが、最近は有料動画サイトでは2日しかレンタルできないので、見終わるはずもなくレンタルショップに通う日々です。
 しかし、行くと5本で1000円と必ずレコメンドされるのですが、一週間で5本みれるわけがないんです。
 だいたい、3本が限界かなと思います。
 それ以上見ると気持ち的、物理的に飽和するというか。
 収穫逓減の法則です。
 ってこれ、前も言いましたね。
 でもレンタルしたから見なくちゃと思いつつ、結局みないまま返却し、それどころか有料動画サイトで三谷幸喜の「すてきな金縛り」を再視聴するという迷走ぶりで、やはり安定の笑いだったため、昨日は「振り返れば奴がいる」をラストまでみました。完全な予定外行動です。
 そんな日もある。
 疲れているんですね。

 いや、「振り奴」(そんな略するな)、オープニングから中盤まではめちゃめちゃおもしろいのですが、ラストあんなだったんですね。かなり、遅すぎる知識ですが、かなり肩すかしで驚きました。
 私、リアルタイムでこのドラマは見たような見てないような、ウッチャンナンチャンの内村さんが織田裕二扮する司馬先生のまねをしていたことだけは覚えています。笑。
 で、だいぶ後になってから、5年くらい前に一度、5話ぐらいまで見たときにはすごいおもしろいな、と思ったのですが、今回初めてラストまで見て、うーんとなりましたです。
 最終話ラスト10分前まではめちゃくちゃおもしろいんですけど、なんか結局何が言いたかったのかな、っていう感じというか。
 ドラマですから、いろいろな意向が作用しているのでしょうが、あと1話ぐらいあってもいいかな、というラストですね。
 なんか、いろいろはじめから作り直したい感じがしました。
 でも、三谷節というか、すごく陰湿な人間になるところを、ユーモアあふれる台詞で肩すかしをする演出は最高でした。
 鹿賀丈史演じる部長はあれだけ卑怯な人間にも関わらず、憎めないし、一触即発になる部分で必ず抜け感のある台詞でごまかしちゃうところが、すごい。
 三谷幸喜はやっぱりコメディの人なんだな、と思いました。
 それがよくもあり、なんとやらなので、本質的にはシリアスなドラマとテーマ性が要求されて外堀も埋まっている振り奴が、最後とんでもない落ち方をしてしまうのはなんとも、正直怒りすら覚えました笑
 峰先生、超かわいそうじゃん。
 とか、石川先生の石黒賢、最後本当に意志黒になっっちゃったよ、とか。
 最後は石川が死んで、司馬が意思黒の遺志を引き継ぐんだよね、とか思ったら、死んじゃうし、シェークスピア意識というような全滅ラストがなんか残念でした。
 20年前はああいう終わり方で視聴者が納得したのかな、とか思ったり。


 最近で私がびっくりしたのは小栗旬主演の「BORDER」
 これも、なんかホラーで終わってしまったラストというか。
 主人公が悪に染まって負けたり、物語意外の様々な要因、たとえば打ち切りとかで唐突なラストを迎えると、フラストレーションがたまるのだなと実感させられる。
 あたり前だけど、それでも「すごくよかった」部分はあるわけだから、全体を否定できないんだけど、ラストがいまいちすぎる物語はやっぱり、残念だと感じる。
 なんというか、物語には真実(現実に近い過酷さ)と希望(ドラマなんだからロマン)がほしい。真実味があればあるほど、物語から受ける衝撃と問題提起に没頭できるし、ロマンあふれる希望を感じられれば、厳しい現実への活力にもなる。
 物語の役割は、言葉にならない人間の思いをすくい上げることで、それができれば半分以上は成功している。
 エンタメの役割は楽しませることだけれど、本質的には人々に勇気と希望を与えることだと思う。
 言うのは簡単、実行は困難かもしれないけれど、安易なラストだけはすべてを水泡に返してしまうと、そう思うわけです。
 とはいえ、織田裕二が別人に見えるほどかっこいい「振り奴」は日本ドラマ界の宝ではあるのですが。。