8月1日(火)ファーゴ(96)米 幸せってなんだろうと勝手に悩んでいるバカの感想

幸せってなんだろう。 幸せの形にも不幸の形にも普遍性なんてない。 だから、考えれば考えるほど泥沼にはまっていく。 (ファーゴ(96)米 コーエン兄弟監督) 今月のレビューは、ちょっと形を変えて、あまり映画には言及せずに映画を素材にして、日記を書…

7月30日(日)チェイサー(08)韓国 うそでしょ。またしても極悪のバッドエンド。

(チェイサー08 韓国) うそでしょ。 またしても極悪のバッドエンド。 それでもコミカルさが全編を覆う不思議で救いのない物語。 それが、近くて遠い国、韓国のエンターテイメントだ。 【ストーリー】 元刑事のジュンホは場末のデリヘル経営者。 ところが…

7月30日(日)人狼JIN-ROH(2000)押井守監督と神山健治監督をつなぐ、美しく悲しい物語1/2

押井守監督と神山健治監督をつなぐ、でもやっぱり押井さんカラーの美しく悲しい物語。 【ストーリー】 第二次大戦より、十数年。占領国ドイツの統治下より独立し、国際社会の復帰を目指すために強行された経済政策は失業者を増大させ、暴動の凶悪化、さらに…

7月30日(日)人狼JIN-ROH(2000)押井守監督と神山健治監督をつなぐ、美しく悲しい物語2/2

この映画、多面的な見方があって、恋愛映画としてもよくできているし、政治的陰謀、スパイ大作戦としても楽しめます。 もしくは、アニメーションの世界観と人物モーションの緻密さを研究しても充実する、そんな懐の深い作品です。 しかし、この映画、押井さ…

7月30日(日)HALO Night Fall(ヘイロー ナイトフォール)(15)米 2/2その存在。かるい夜食だとあなどるなかれ。

ハードSFの要素が満載で、SFファンとしてはウキウキしてしまうのですが、 たとえば、人間をはるかに凌駕した文明を持つ異星人の存在とテクノロジー。 兵士の超強力な改造。 リング状の兵器。 人類を超えたAI 人類の文明を継ぐものとしての、AI。 人類のデー…

7月30日(日)HALO Night Fall(ヘイロー ナイトフォール)(15)米 1/2その存在。かるい夜食だとあなどるなかれ。

その存在。かるい夜食だとあなどるなかれ。 満漢全席、フレンチフルコース、京懐石3日分。 とにかく美味。だから、食べ続けることに意義がある。 (どこから見てもスキのない特殊部隊ものにしかみえません) 【ストーリー】 26世紀。 人類は太陽系外の惑星に…

7月25日(火)哭声 コクソン(16)韓国ホラー映画

まれにみる連続猟奇殺人事件、ゾンビ、悪魔祓い、陰陽師、なんでもござれのカオス映画。 韓国映画にまつわる恐怖と笑いの紙一重はここでも健在だ。そんな懐深い韓国ホラー「コクソン」を一度は見ても悪くない。 悪魔祓いにはみるものを恐怖させる迫力がある…

7月20日(木)映画:インターステラー(「未知との遭遇」は地球外生命体から、時空を超えた自分自身との邂逅へ)

7月20日(木)インターステラー 「未知との遭遇」は地球外生命体から、時空を超えた自分自身との邂逅へ 宇宙探査と国防費、実際のところどちらの割合が大きいのだろう。 40年前、はじめて人類は「持続可能(サスティナブル)」という概念を意識し、それ以…

7月17日(月)映画レビュー:カル(2000)韓国 サイコサスペンス

ヒントも被害者同様ばらばらに切り刻まれて、憶測が最後まで確定にならないラブサスペンス殺人事件。 こんなのありか? 犯人は少なくとも二人、もしかすると三人。 そもそも首謀者はいったい誰だったのか。 やっぱり、彼女か、それとも…… 手術台の上に寝かさ…

7月16日(日)映画レビュー:殺人の追憶(03)

耐えがたいほどリアルな農村と昭和の原風景が、未解決連続殺人事件を切なく包み込む。 この作品は実話が元になっています。 1986年に韓国の農村地帯で10人の女性が被害者となった連続殺人事件を題材にしたフィクションで、犯人は未解決。 映画でも事件は解決…

7月14日(金)映画:オデッセイ(15)は火星サバイバー実況者の悲鳴(オールタイムベストな予感)

アレス3という火星有人探査プロジェクトにより、6名のクルーが火星に降り立った。しかし任務途中の大嵐により、火星脱出用ロケットが傾いてしまう。 ロケットが倒れる前に乗り込まねば、全員が火星に取り残される。 突然訪れた緊急事態にクルーはとるもの…

7月11日(火)7月に見たリベンジ映画レビュー(プロメテウス)

映画「プロメテウス」のテーマは最大限に発揮された監督のおちゃめさに尽きる プロメテウス(12)アメリカ:リドリー・スコット監督 主演・ノオミ・ラパス ★★★★☆(4点/5点中) 2093年、地球から惑星探索を目的とした学者チームが派遣された。きっかけは、…

7月10日(月)7月に見た映画レビュー①(スノーデン(16)アメリカ)

スノーデン(16)アメリカ:オリバー・ストーン監督 :主演 ジョゼフ・ゴードン=レヴィット ★★★☆☆ 2013年、元NSA(アメリカ国家安全保障局)職員のエドワード・スノーデンが機密情報をガーディアン誌に暴露した。これは、実話である。 短くまとめると、こ…

7月8日(土)感謝の心、子知らず(おべんとうに入っていた手紙)5/5

承前5/1 承前5/4 天啓だ。 私は思った。 きっと神様が、「おまえみたいなバカはいくら考えてもラチがあかんから、 ここはエンタメ風にお話し会を開いてやろう。 しかも、ライブだ。現実の肌触りを持った人間がお前の前で話をすれば、いくらばバカなお前でも…

7月8日(土)感謝の心、子知らず(おべんとうに入っていた手紙)4/5

承前5/3 Iさんは、ご主人を悲劇的な形で亡くしてしまったが、息子たちが本当にきちんと育って支えてくれたのだと、当時を振り返る。 「おふくろ、親父を責めちゃだめだ。親父はよくやったんだよ」 そう言って、自分を責めがちだったIさんを励ましてくれたと…

7月8日(土)感謝の心、子知らず(おべんとうに入っていた手紙)3/5

承前5/2 私の家系には寝たきりや痴呆という高齢者がおらず、介護施設の見学でしか痴呆の老人は見たことがなかったが、ほとんど連続的なコミュニケーションがとれない身内のことを思うと、想像を絶する疲労を感じた。 だから、Iさんのことを思うと、不謹慎な…

7月8日(土)感謝の心、子知らず(おべんとうに入っていた手紙)2/5

承前5/1 一瞬にしてお腹がいっぱいになり、その日は弁当をしまって、ランニングすることにした。 ランニングの間、母の言うことは最もだと思った。 緑の芝生のしげる野球場を何週もしながら、それでも、なぜ私は感謝の心が持てないのだろうと、考えた。 頭で…

7月8日(土)感謝の心、子知らず(おべんとうに入っていた手紙)1/5

人は、というか、私は、他人の物語には「わかるわ~」となるくせに、 自分の状況には無頓着であることが多い。 だから、時にとても大事な人を傷つけてしまい、 それでも、それを治せないことがある。 親と子の話である。 「もう少し、お前が娘としてかわいけ…

7月8日(土)修羅場経験者のやさしさと強さ 3/3(こども時代に出会う大人)

承前1/3 承前2/3 これには事情があり、4月に採用したばかりの大卒の新規職員がわずか二か月で「辞めて」しまい、ある小学校の事務が不在となり、 その分を管内の学校の事務員が持ち回りでさばていていたという経緯がある。 この早期すぎる新卒事務員の退職は…

7月8日(土)修羅場経験者のやさしさと強さ 2/3(こども時代に出会う大人)

承前1/3 しかし、声もでかい、性格もさっぱりしているSさんがどうして家庭の悩みを抱えている子とうまくできるのか、私は長い間わからなかった。 学校という空間には当然のことながら、 こども好きばかりの大人がいるわけではない。 自動的になれる職業では…

7月8日(土)修羅場経験者のやさしさと強さ 1/3(こども時代に出会う大人)

教育委員会にいると、日々さんざんな情報が入ってくる。 虐待、育児放棄、傷害、行方不明、自殺。 そうした児童相談所や警察が介入してくるヘビーな案件は毎日あるわけではない。 そんな重い案件は個人の気持ちだけではどうにもならず、最終的に制度がフォロ…

7月4日(日)6月にみた映画レビュー④(ハイエナロード)

ハイエナロード(15)カナダ ★★★☆☆(3点/5点中) この映画の時期ははっきりしない。おそらく、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロから一年後以降のことかもしれない。 舞台はアフガニスタンの町カンダハル。カナダ軍はいまだタリバンという地元有力者の…

7月4日(日)6月にみた映画レビュー③(モーガン プロトタイプL9)

モーガン プロトタイプL-9(16)英米制作 ★★☆☆☆(2点/5点中) 遺伝子エンジニアリングによって人里離れた研究施設で生まれたモーガン。 彼女はわずか5年で心身ともに成人したが、外出禁止のストレスから施設の博士に怪我を負わせてしまう。 事故を受けて、…

7月2日(日)6月にみた映画レビュー②(ボーダーライン・スペシャルフォース)

ボーダーライン(15)アメリカ: FBIのケイトは麻薬カルテルを追う国防省のチームにヘッドハントされ、メキシコでのカルテル掃討作戦に加わる。 しかし、国防総省のチームには所属不明のアレハンドロという男がいた。 ケイトを自分の大事な人に似ていると…

7月2日(日)6月にみた映画レビュー①(聖の青春・屍憶SHIOKU)

聖の青春(16) 29歳で夭逝した天才棋士・村山聖の人生を描いた物語。ライバルは羽生善治。 主演:松山ケンイチ ★★★★☆(4点/5点中) 「号泣するぜ」と将棋指しの父に脅迫されながらも視聴。 噂どおり、羽生さん役の東出 昌大氏の神がかったビジュアルに驚愕…

7月2日(日)2052年 核戦争よりも災害からのサバイバル

近未来なり、遠未来なりを描いたSF作品はそのすべてが、 暗澹たるイメージに彩られている。 核戦争、ウイルスの蔓延、この二つの抱き合わせ等で地球が荒廃し、 人々は原始的な社会に局地的な文明利器をつかってサバイバルしている。 核戦争、その戦争でばら…

7月1日(土)通販で節約しているように見えても、やっぱり引き算されているもの4/4

承前1/4 承前2/4 承前3/4 優雅にエレガントに、いつでもきれいでいたい。 女性が輝いて、自信を持つためには、 自分自身を大事にする時間が実はとても大事だったりします。 そのぜいたくで丁寧な時間が一人の女性を美しく、 落ち着いて見せる秘訣だったりし…

7月1日(土)通販で節約しているように見えても、やっぱり引き算されているもの3/4

承前2/4 私は駐車場に向かいながら、脳内でその声に答えました。 「いや、ハイブランドは高いけど、 質がいいから時間も労力もショートカットできるんだよ。 たとえばシャネルのリップは、潤い効果も艶効果もあるから、 美容リップつけなくても潤うから、一…

7月1日(土)通販で節約しているように見えても、やっぱり引き算されているもの2/4

承前1/4 実は、私、化粧品にはけっこうこだわりがあり、 お化粧をするようになった年頃(うわさでは中学生?)から今に至るまで、 わりとハイブランドの化粧メーカーの間を縦横無尽に食い漁って、 今に至るのですが、たくさんのコスメを横断したせいか、 結…

7月1日(土)通販で節約しているように見えても、やっぱり引き算されているもの1/4

ちょっと、タイトル長いね。 そして、結論、タイトルまんまです。 ええと、ここのところずっと「営業成績のばそうよ」とか「見た目って大事じゃん」「自分プロデュース」なんて趣旨の本を読みあさってました。 別にアイドルになろうってんじゃないんですけど…